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ボストン1947のregencyのネタバレレビュー・内容・結末

ボストン1947(2023年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

マラソンの“日本代表”として1936年のベルリン五輪メダリストとなった2人の元韓国人ランナーが、若きランナーを連れ47年のボストン五輪に“韓国代表”として出場した実話を映画化。スポーツも背景も異なるが、2月公開の『ネクスト・ゴール・ウィンズ』同様、ワンスアゲインスポーツものといえる。
マラソンが題材の映画は、いかんせんマラソン自体地味なスポーツゆえに、いかに人物背景をドラマチックに魅せるかがカギ。その点本作は、祖国を代表しているはずなのに、その祖国から満足な資金協力が望めないばかりか、“難民国”としてアメリカ代表扱いされるという韓国チームの屈辱を描いており、そうした事情を全く知らなかった者としては興味深く観れた。お話そのものは類型的ではあるが、お金は確かに大事だが何よりもアイデンティティを失うなというナショナリズムなメッセージは、いかにも韓国らしい。
にしても韓国映画を観る度に思うが、あちらの俳優さんは実に味のあるイイ顔をしている。あと出番少なめだったけど、若きランナーに横恋慕する女性役の女優さんの可愛さが目立った。というか登場人物が男ばかりだったので余計そう感じた。
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