このレビューはネタバレを含みます
ケリー・ライカートの新作。今まで観た彼女の作品の中では一番ラフで、楽しい作品だった。美術学校でアシスタントをしている、陶芸家のレジー(ミシェル・ウィリアムズ)。展覧会が迫っているのに、色々用事を押し付けられて全然作業が進まないという話。実際のアーティストの作品が色々見られてお得な気分。
ライカートは編集もしているんですね。ドアの下の隙間を、飼っている猫の手がシャッと空振りしてるカットが、とても可愛かった。
あと、自分が怖くなってきたのは、以前から「ヘンになったお父さんが地面を掘り始める」映画がある、と言ってきて、下記の記事で一度まとめたんですが。
https://kinomegumi.co.jp/good_night/movie46/
本作でも、レジーのお兄さんがちょっとおかしくなっていて、やはり地面に大きな穴を掘っていた……。また一本増えたよ。