“待ってても解決しない、
行動で答えを探す…”
カナダ産のカルト的な人気映画の第一作。監督・脚本は『イン・ザ・トール・グラス』のヴィンチェンゾ・ナタリ。殺人迷宮の立方体”CUBE”から脱出を図る元祖ソリッドシチュエーションスリラー作品。
✒️ある男が目を覚ますと、無機質で異様な模様が張り巡らされた閉鎖的な立方体の中にいた。周りを注視すると、ハンドルを回して開閉するハッチ上の扉が上下左右に4つ設置されている。恐る恐る開けてみると今いる部屋と全く一緒の部屋がまた現れた。その隣部屋に入ってみるとそこには…
再鑑賞。初鑑賞の時より面白くみれた♪
以前より評価は上がったよ
もう冒頭のトラップ死だけで、この内部は
とんでも構造で即恐怖心を植え付けられる。
無駄がなくテンポ良い展開で湿度の高そうな
立方体内部と人間の漆黒さを描いてくれる
またCUBE連結部分に彫られた
3桁の数字が並ぶ意味と謎。
そして幽閉され選ばれた人物たちは
皆、囚人服のような服装で職業がばらばら。
この建造物を造りあげた黒幕は誰なのか
ワクワクする要素ばかりで楽しい!
一切、外界を映さず回想もない。
途中、皆が寝ている時の音楽や映像演出が
逆にこの”中”の不気味さを際立せてくる。
このCUBE内にしっかり視点を集中させて
くれる作り方が巧いなあーって思う。
登場する人物も警官や医者、学生など様々で
きちんと各々の役割があり、チームとして
脱出への道筋を示してくれるため
この映画では、必要最低限の人物背景でも
きちんと物語として成り立っていた
ヒトコワの90分だった。。
そこがリメイクと全く違うところだな、、
謎が多いまま終わってしまったりと
不満点は多々あるけど、これはそんなこと
気にしないで観るのが正解かもー♪
この低予算のデメリットをメリットとして
転換でき、またさらっとみれる作品にまとめ
上げ、これを機に派生作品を生み出す
基盤となった功績はとても大きいです✨
発想や作り方次第で面白いモノが出来上がる
っていう良い例のひとつかもしれませんね
あの『SAW』よりも6年前に公開された
先駆けである事実も踏まえての
この評価となりました🧚♀️
一口メモ:
次作は途中で挫折した『CUBE 2』
がんばってみよ!
(頑張って映画観るって、、)