のんのん

別れる決心ののんのんのネタバレレビュー・内容・結末

別れる決心(2022年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

わたくしはただの映画ファンなので、監督がどうだとか脚本がどうだとか全く覚えられないので、そのような見方はいつも出来ない。

「お嬢さん」の人か。ふむ。お嬢さん、、、どこが面白いのかさっぱりだったからなぁ。いや、字幕があればもっと良かったのかも。しかもエロなので、音量を小さくしたり大きくしたり全く集中できず。

さて、お嬢さんは忘れます。この映画は完全な恋愛映画だったのか!この主役の男の人の演技にハマってしまった。

なんだかとても哀しみがあるのに可笑しみを感じた。真面目な顔って、面白い。

香港映画の花様年華を思い出すような雰囲気だったが、花様年華では笑わずに、不倫にどっぷり浸ったが、これはコメディタッチにも思えた。

パクヘイルという人が、なんというか、妄想というか心ここにあらずというか、自分の殻に閉じこもった感じになり、女性に溺れていく姿がとても面白い。

目薬を注さなきゃいけないほど目が乾燥するからなのか、目が赤いのかなんだか分からないが、目がバキバキしていて、もう愛で崩壊していく演技にわたくしはお腹を抱えそうだった。やめてくれー。笑わせないでくれー。

霧という曲がとても良い曲に聴こえ、(美輪明宏そっくりの声だったが。)この映画にとても合っていた。

花様年華ではキサスキサスキサスだったが、うーむ、このおかしな恋愛と音楽の使い方、やはり似ているのでは?エロで湿り気があって、素敵に感じた。

この中国人の女優も、えぇ?この人に惚れるのか?と最初は思ったが、見れば見るほど綺麗で色っぽくエキセントリックでもある。

この彼女ったら、彼が血の匂いが苦手だからと、死体のあるプールをお掃除してあげますのよ。あ、ベティブルーのベティのアジア人版みたいな感じか?

うん、恋愛映画なら、このぐらい映画的じゃなくっちゃ!と、思える映画でした。おぉ!こう思えるところがこの監督のすごいところなのか?!

でも、ベティと違うところは、この彼女、最後までじれったいー!(、、、と、パクヘイルも叫んでいた!おっしゃる通りですわい!やはりアジア人だからだろうか、、、林寛子の若い頃に似ているし。)
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