「恋愛(鬱)」という名の共犯関係。容疑者を捜査する行為そのものが、恋愛的に相手を知る為のデートへと変換されていく様はさすがパク・チャヌクで激烈に面白かった。2人の濡れ場が一切無いのに、濡れ場を延々見せられてるような感覚になったり。ただ、前作の『お嬢さん』も劇場で観てるが、前作とは違いばりばりのスマホ映画でちょっと驚いた(そもそも前作とは時代背景が違うけど…)。映画というより小説を読んでいるような作風で、脚本の存在というか、監督の作為を強く感じ、全てを狙ったような演出がちょっと鬱陶しくてあんまり入り込めなかったのは個人的な感想。