このレビューはネタバレを含みます
パクチャヌク作品初めてだったので、どんな感じかな〜と思ってたんだけどとても良かった。映像の見せ方が面白くて美しくてそこが一番良かった。違う世界に連れ出してくれるのは豪華な弩級CGや3Dだけではないんだなと思った。なんでかはうまくいえないけど漫画っぽい表現にも感じる。空想的なシーン、そこに居ない自分が現れるシーンなど。別にこの作品独自の演出ではないと思うけど、リアルと空想がごく自然に混ざり合う感じが、漫画のブチ抜きゴマやポエティックな表現と通じるものがあるように感じた。コミカライズしやすそうというか。
話も面白かったけど、時系列が混乱するところがあったので鑑賞中頭が忙しかった。あと冷静に考えると結構ぶっ飛んでるところあるよな…とか。それが恋愛なんだよと言われたらそうかぁ〜。
恋愛の機微わからん人間だけど、このくらいのスピード感でようやくついていける。と思ったらパンフ読んでわかってないところもあったのでまだまだだった。
愛してるって言ったっけ?言ってるよこれ…とわかるシーン良かった。
ファムファタールものだけど、オムファタールものでもあるってどっかで見かけて、そうだな〜と。美男子設定なの…??とは思ったけど作品内で一番官能的に撮られてるのはキスのあとのへジュンだと思った。
一回見ただけじゃ掴みきれないところがたくさんあるからまた見たい。あと作中の言語でのコミュニケーションも重要なので、吹き替えも気になる。
ポスターはあの丸で囲ったグラフィカルなバージョンのほうが映画のスタイルを表してるきがする!