このレビューはネタバレを含みます
見る前に新訳リア王を読んだし、シェイクスピアだし、悲劇とはいえ泣かんだろ。と思って見たらラストは泣きそうになった。
4時間あって疲れたし、前半ちょっと寝ちゃったところあるし、演出はあんまり好きなタイプではなかったのに!イアンマッケランすごいな〜。高齢の役者が耄碌した役が上手いとどきっとしてしまう。最後の哀れっぷりに涙。
現代っぽくなってたけど大体いつ頃の想定なのか?原作から時代変えは気にならないときは気にならないけど、今回は軍隊とかピストルとかペットボトル的なものとか具体的なものが結構出てきたので、作中キーになる手紙の必要性が薄くなっちゃわない?電話は?と気になってしまった。
エドガーが父を崖の上と騙して連れていくところ、セット無い舞台でここは崖とみせかけて崖では無い、とするのなかなか面倒な表現になりそうじゃないか?と思ってたんだけど、エドガーが崖の上からの風景の説明せりふをいう時は目を瞑っていてなるほどなー。せまい劇場だから出来るね。
あと全然関係ないけどグロスター役の方がなんか片岡鶴太郎ににていた。知ってる人に似てるとちょっと親近感。