余韻がすごくて感想が書けなかった。
いや〜〜〜〜〜(ため息)
話としてはよくあるラブストーリーだけどなぜ余韻がすごいのか、それはやはりパクチャヌク監督の撮り方なんだと思う。
独特な場面転換、視線、息遣い。言葉の時差。「愛してる」でなくとも愛してるの意味を持つ言葉たち。ロマンチックの中にえぐみがある感じ。
刑事(パクヘイル)が容疑者(タンウェイ)に惹かれるんだけど、この清廉そうに見える刑事が全然そうじゃなくて。お前既婚だしそもそも容疑者に肩入れしちゃダメだろ…となるけど最後はとんでもない感情になるんですわ…愛の迷宮ってやつですわ…
それにパクヘイルとパクヘイルの手と『殺人の追憶』が大好きだから、やわらかい手ってワードにヒュッてなったしハンドクリーム塗り出したとき息止まりそうになって本当それはありがとうね
パクチャヌク監督の作品の中では直接的な激しい描写がない方なので、私は好みでした。視覚的に過激じゃないけど心は乱してくるタイプ。良い。