…面白い。
“金持ちが痛い目に遭う”くらいの映画かと思ったら大間違い。なんで船が揺れるだけでこんなに面白いんだろう。ブラックユーモアとはこういうのを言うのだな。
「H&M」の顔、「バレンシアガの顔」でとりあえず笑った。最初から最後まで、普段見なれてるようなハリウッド的なコメディではないのがとても新鮮。『半地下の家族』のユーモアに近いような気がする。あとどうしても思い出しちゃうのはアナタハンの女王な。
しかしこれ、邦題で相当損してはいないか。原題はカールが冒頭に指摘されるTriangle of sadness=眉間のシワ。これを的確に表現できなかったものか。
そしてもっと惜しまれるのは、ヤヤがすでに亡くなっていること。享年32歳。