見逃し異色作 (★平均3.5 UNEXTポイント課金)
まさに "グロイねん"バーグ作品! 恐らく今監督で最もグロく、エグい作品かと♪ まあ私は全く気にならないタイプで、逆にどれほどのオジリナリティーが、そのグロさやエグさに表現されているかを求めるファン。
無痛になった未来人は、自傷跡や体内腫瘍(新臓器?)をアートとして表現する、とんでもない文化♪
主人公(モーテンセン)はその臓器作品を体内から産出する事を見せるアーチストという、ブッとんだ設定にこの監督の孤高の変態性が伺える^^;
私自身はこういう他に例を見ない設定作品は、大いに評価したいのだが、いかんせん台詞や各シーンが抽象的で、物語がどういう方向に進んでいるかが、視聴中に把握出来ない・・。 視聴後にWikiで、詳細あらすじを読んで、やっぱりそういう事かと納得した具合だ♪
おまけに進行スピードも遅い・・。
(1.4倍で普通に見えるシーンまで・・♪)
ちなみにサムネ画像の奇妙な生物に見える物は、食事を補助する自動チェアー♪ 睡眠を補助する奇妙なベッドも登場する。
グロさを楽しめる人は一見の価値あり♪
「SAW」シリーズの様な残虐シーンはないが、カンヌで上映された際に席を立たれた方もいるそうなので、苦手な方はパスを♪
演者的にはクリステン・スチュワートが、あこがれの主人公に迫るシーンが、緊張感高まる演技で見入った。 過去に主演女優ノミネートは伊達でなく、何気ないシーンだが美形だけでない実力を垣間見ることに♪
記憶に残るシーンは結構あるが、かなり起承転結に弱く、冗長シーンも多いので、私平均より0.1マイナス評価に♪
惜しい・・。 腕の立つ脚本家を別途一人雇って、練り直せばもっと多くのファンを唸らす事が出来たと感じる。
同監督の1986年作「ザ・フライ」は私的に名作だったんだがな~・・・。