えんさん

ゴールデンカムイのえんさんのレビュー・感想・評価

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)
4.0
野田サトシの同名コミック作品を、山崎賢人、山田杏奈らのキャスト陣で映画化した作品。監督は、「HIGH&LOW」シリーズで同じような人気コミック作品を映画化した久保茂昭。僕は映画を知って、公開前に少し原作コミックを読み始めた(映画鑑賞時でコミック8巻くらいまで)のですが、結構囚人の皮をはぐとか、雑魚キャラから主要敵キャラも無残に殺されたりする描写がサラッと描かれていて苦手な感じのする作品ではあるのですが、それ以上に興味深いのがコミックの枠にも収まりきらない敵キャラの個性の強さとか、北海道の厳しい自然の中でまるで動物のように本能丸出しにかかってくるところのアクションの面白さ、そして何といってもヒロインであるアシリパが披露していく自然をもとにしたアイヌ文化の奥深さ、映画にも描かれる杉元と白石の「孤独のグルメ」級のアイヌ料理の美味しそうな描写にも心和むところがあったりと、アイヌ埋蔵金を巡るミステリー的な面白さと様々要素が同時並行的に描かれる骨太感にやみつきになってしまう。(書いていても自分でもよく分からなくなりますが、笑)いろんなところの良さが詰まっているところが、原作コミックの魅力でもあるのです。

(続きは、https://note.com/yen_do/n/n305851fd92cb)