ゆみモン

ぜんぶ、ボクのせいのゆみモンのレビュー・感想・評価

ぜんぶ、ボクのせい(2022年製作の映画)
3.6
救いようのない結末の、切なすぎる物語。

「世の中で起きている悪いこと全部、僕のせい」なんて台詞を、15歳の少年に言わせるような社会であっていいはずがない。
しかし、何も悪いことなんてしていない少年が、目の前ではっきり母親から養育を拒否されたら、その先の人生に希望を持てるはずがないだろう。

主人公の少年・優太役の⽩⿃晴都の演技が見事だった。特にラストシーンの、刑事に向かって先の台詞を言う時の表情が何とも言えない。

そして、オダギリジョーが適役だった。