KnightsofOdessa

ノック 終末の訪問者のKnightsofOdessaのレビュー・感想・評価

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)
3.5
[and Hell followed with him] 70点

シャマラン最新作。山小屋で"世界"と対峙する家族の話。極めて嘘臭い監禁物語が、二つの側面で事実が混ざり合うという、実に『10クローバーフィールド・レーン』ぽくもあり、監禁と荒唐無稽な世界崩壊ということで『キャビン』ぽさもある。ただの一般人だった侵入者四人と挿入される家族の記憶から、エリックとアンドリューが説得されるか否かを見守るわけだが、全部の要素がきれいに噛み合ってないように思える。途中までは面白かったけど、どうせなら、この噛み合わなさをもっとイカれた"第三の選択肢"として機能させれば良かったのでは、などと考えていた。個人的にはもうちょっと主人公の描写は繊細であってほしかったなと。あと、アビー・クインが最高。新たな推しを発見してしまった。
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