サーフ

リミットレスのサーフのレビュー・感想・評価

リミットレス(2011年製作の映画)
3.4
「脳の機能を100%使用できるようにする」というテーマはスカーレット・ヨハンソン主演の「LUCY/ルーシー」を彷彿とさせる。

主人公の売れない小説家エディはある日、街で別れた元嫁の弟と偶然出会い、「脳の機能を100%使えるようにする」薬を貰う。
その薬を飲んだところ、神経が研ぎ澄まされまくる・書けなかった小説が書けてしまうなど圧倒的効果を実感してしまう。
もっと薬を貰おうと元嫁の弟の元を訪れた所何者かに殺されており、エディはどさくさ紛れで残りの薬をネコババすることに。
薬を服用し続けるエディは人々を魅了し富と名声を得ていくが…と言うのが大まかなストーリー。

序盤に「薬を持っていた男が何者かに殺されてしまう」というシーンがあるので「薬を巡る争い」というサスペンス要素強めの映画かと思ったら主人公が薬に溺れつつも成りあがっていく姿を軸に展開される映画だった。

こういう映画って基本的に最後は「薬に溺れて廃人、最悪死ぬ」みたいなバッドエンド行きそうだけど、この映画の終わり方はそこで終わらない。
主人公が逞しいというか、薬で脳みそ100%にし続けたらとんでもない領域に行ってて新鮮な終わり方。

主人公のCPU使用率100%の映像表現がかなりサイケデリック。
無限にズームし続けるマンデルブロ集合みたいな映像は見てて頭クラクラくる。
サーフ

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