ちろる

シニアイヤーのちろるのレビュー・感想・評価

シニアイヤー(2022年製作の映画)
3.7
プロムの女王になりたかった矢先に、チアダンスの途中で事故があり昏睡状態に。
目覚めたのは20年後!
事情がわからずハイスクールから記憶が止まったヒロイン。
起きて鏡見て、「なに見てんのよ!おばさん」って自分の顔にキレるヒロインステファニーを演じるのは、ぽっちゃり女優No.1のレベル・ウィルソン。
実は彼女、痩せたんです。びっくり!
相変わらずのキレのいい演技で楽しませてくれる。

SNSまみれで「今」を生きる女子高生とは価値観も見えている世界も違うのだけど、彼女自身彼らとの交流の中で『大切なものはなにか」に気付かされていく。
とにかくメンタルがしっかりとしてるステファニー。
本当だったらこんな20歳も下の子達を前にプロムクィーンだなんて・・・とひよるところを、めちゃくちゃハッピーでポジティブなスピリットで、夢を実現していく姿にはグッときます。
LGBTや、コンプライアンス問題など、現代ならではの価値観も入れ込んで、価値観が比較できるのも面白い。20年という月日は、良くも悪くもこんなにまで価値観を変えていくのだなぁとしみじみ。
こういう描き方とかなんかネットフリックス映画っぽいなぁと思いました。
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