チダ

呪詛のチダのネタバレレビュー・内容・結末

呪詛(2022年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

マジ最悪!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(褒め言葉)
リングを観て夜中トイレ行けなくてテレビにも近づけなくなって泣きながら布団に隠れてたキッズだったので今回も無事最悪な気持ちになり、トイレに行けなくなりました
画面貫通系の呪いすなーーーーーーーーっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!
最後邪神の顔怖すぎて全然画面見れなかった モアイ像みたいな顔になりながらみてた

途中、養子を大切に想う養父の真摯さとか、娘を想う母の切実さとかみせられるのメチャクチャ泣けちゃうよ…
娘に隠れて廊下でご飯を口に詰め込む母、本当に辛かった 食べなくては生きてはいけないし、娘が食べられなくても母は娘のために生きなくてはいけないから 泣きながら食べるご飯の悲しさと苦しさにグッときた
養父と養子、母と子の想いが滲むシーンずっと胸を詰まらせてしまった よかった…


とはいえ「呪詛」に仕組まれた呪いの邪悪さ、底意地の悪さすごいですよね
最後の「続きを見たくないなら」「好きなものを3つ思い浮かべて」「今から目を閉じて」でうわっ、やられた…!と思ったよ……………………
愛しているというより罪悪感から娘に優しくしてた主人公の人間性がぐいっとこっちに向くの 嫌ッ!!!!!!!!!
根底にあるのが呪いのメールが回ってきたら何でもない顔で呪いのメールを回せるような、誰にでも身に覚えのあるような平凡な悪辣さだから尚更タチが悪いよ
主人公の普遍的な善性の装いと隠された本意……………………ごめんで済んだら邪神はいらねえんだよ!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!

黒く赤くおどろおどろしい画面いっぱいの文字を見せて散々恐怖心を煽ったあとにパッと開けるように明るく白い背景の中、
作中で娘に語るような優しい言葉で目を閉じさせるっていう罠が周到すぎるし陰湿すぎる
黒地が白に反転した瞬間の像を目を閉じることでより瞼に鮮明に焼き付ける陰湿さ
続きを見たくなくて目をつぶろうが最終的には目を開けても閉じても見える状態にしてくるのマジで最悪だ

本当の善意で続きを見たくないならって目を閉じさせてるならもう遅いだろ…
映画が始まった時点で主人公はもう呪いを拡散するつもりだったし我々が知れば知るほど呪いは深まっていく訳だし…映画終盤なんて完全に手遅れだし…
優しい言葉で呪いを内側に刷り込んでくるな 逃げ場がどこにもない…

右回りに見えるか、左回りに見えるかの観覧車の映像とか邪神様のシンボルなんかで画面いっぱいに絵を出すこと、注視させることについて
視聴者どもの意識を慣らして油断させておきながら忘れた頃にしっかり足首掴んで呪いに引きずり込んでくるのマジで勘弁してくれ…

制作陣の絶対にこれを見たお前もお前もお前も全員呪ったるかんな!祟ったるかんな!🫵😁🫵という強い信念を感じる はしもとか〜んな…………😭
チダ

チダ