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きっと地上には満天の星のmhのネタバレレビュー・内容・結末

きっと地上には満天の星(2020年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

このポスターに惹かれて鑑賞

このポスターからは想像出来なかった世界でした。

地下鉄の地下のトンネル暮らしの母娘。母は娘に翼が生えたら地上に出ようと言ってる。母は毎日働きに出ているようだけど、地下暮らしが子どものためには到底良いと思えない。

しかし光も差さないゴミ溜めのような場所での一見、悲惨な暮らしの中でも母娘の仲は良くそれだけが救い。

ある日摘発を受けて地上に出るがリトルは眩しさと騒音に恐怖を感じ、そこでの暮らしは地下以上に過酷で悲惨であろことを物語っている。

この演出が物凄い。普段私達はこんな騒音の中暮らしているのかと気付かされる。

そうすると見ている方も地下の暮らしの方が幸せだったんじゃないかと思ったりしてしまう。

子どもには母との暮らしが大切で恐らくそれが全てで、良いか悪いかそんなのは理屈じゃない。

私は、ラストの母の選択は愛だと私は思って胸が熱くなった。

でも偽善と考える人もいると思う。

親子のホームレスは身近では見た事がない。
愛なのか、エゴなのか、その答えはいくら語り尽くしても出ないのだろう。

想像していたファンタジーの世界の作品とは全く違ったけど、
観れて良かった。
mh

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