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あなたのために生まれてきたのmhのレビュー・感想・評価

3.8
2024.5.5
わたし的イタリア映画祭3本目は
『あなたのために生まれてきた』 Nata per te

もうヤバいです。めちゃくちゃ泣きました。これ実話らしいです。

実話なのでネタバレ感想です。⚠️ご注意ください⚠️






これあらすじから想像してた話と違う展開だったんですよ。

ゲイのカップルが子供が欲しくて養子縁組で子どもを育てるために認められるよう奮闘する話かと思ってたんですが、そういう展開じゃなかったんです。

主人公のルカは障害施設でボランティアと書いてあるけど、(働いてるのかと思ってました)愛情に溢れた心優しき青年なんですよ。
その様子や家族との様子を映しながら
合間に彼の過去が走馬灯のように流れて来ます。(詳しくは説明なかったので過去になんか辛いことがあったのね、と言うのが分かる感じ)
一緒に暮らしてた彼は出て行っちゃっうんです。

でも自分の実家の家族や出会ったシングルマザーの弁護士に助けられて、シングルでゲイだけどダウン症の子でも構わないと養子を育てたいと頑張るお話でした。

実話なので書きますが、最後エンドロールの時に実際の彼と、その養子縁組した女の子の映像が流れるんですが、その女の子が本当に幸せそうな笑顔なんです。

後半号泣状態でしたのにそれ見てまた泣きました。

イタリアは里親はシングルやゲイ(カップル)では厳しいみたいで、面談に言って判事と会っても、選ばれなかったんです。
彼はどんな障害があってもそれは個性だから関係ないと言っても、前例がなく認められない。

でもダウン症がネックになって里親から返されて病院に戻って来てしまう赤ちゃん。

そんなお話でした。
こんなの本当泣くでしょ。

彼が1か月だけ赤ちゃんを預かることになった時の奮闘ぶりとか、自分の子育て思い出して、大変だよねぇ〜って話しかけたくなっちゃった🤭

またね、このタイトルにもなってるんですが、彼が良い台詞言うんですよ。

弁護士さんが「この子はあなたがいたから生まれて来たのね」なんてこというと、いや違う、「この子がいたから俺が生まれてきた」みたいなことを言うんですよね。そこでも泣きましたわ。

まあ、とにかく実話なのもあり、これがイタリア映画祭で6本見た中で1番泣きましたわ。

良い映画でした!
mh

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