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海上48hours ―悪夢のバカンス―のTKEのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

長期休暇にビーチ!パリピの集団!…ときたら決まってますよ、そう、サメ襲来!

グロ耐性がないとしんどいですが、無難に楽しめる作品だとは思います。


男女5人組が盗んだ水上バイク2台で沖に出てぶっ飛ばしていたら正面衝突して大破!
案の定、水上バイクは壊れて動かなくなった上に、男の1人は大ケガ!さて、どうする!?と思っていたら巨大なホホジロザメが襲ってくる!…とまあ、使い古されたというか、目新しいことは特にないお話です。

…というか、パッケージに全部書いてあります。


次々にフラグを立ててサメに食われていくのは完全にお約束。
ぶっちゃけ、自業自得という彼らに同情の余地はありませんが、メインヒロインであり、唯一の常識人であるナットが痛々しい目に合うのは、ヒロイン補正で絶対に最後まで生き残るのは分かっていたとはいえちょっと可愛そうでした。


海の上の水上バイクで出来ることって限られすぎていて、単調になるに決まっているのだけれど、一応色々な伏線をはりながら盛り上げようという気概はスゴく感じられます。

ただ、こうなるよな…と思っていた通りに話が進んでいくので、意外性は全く無いです。


思った以上にサメが大暴れすることもなく、どちらかというとCGは正直…なレベル。
ただ、それ以上に生傷の描写がエグいです。サメ映画って襲われたら即退場っていうのが多いのですが、噛まれたり食われかけたりした人間の描写をメチャクチャ見せてくれます。
個人的には好きな魅せ方なのですが、耐性ない人は結構しんどいと思いました。


タイトルに関してですが、これはかつて制作され、そこそこに人気があったせいか続編まで作られた「海底47m」というサメ映画を意識しているものと思われますが、まっっったく関係ないです。
こういう、絶妙に似た作品と関連性あるのか?みたいな邦題つけるセンスは嫌いじゃないです。褒められたものではないと思いますけど。
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