これが本気のブロードウェイミュージカルの映画だ!
と、行ってもブロードウェイ版も劇団四季版も観たことはなく、今回はフィルマークスインド映画を見る会&ミュージカル部の皆さんにお誘いいただいてグラシネIMAXに行くことに。
オズの魔法使い もまあまあ簡単なあらすじしか知らないし、めちゃくちゃ興味があるわけでもなく、アリアナ・グランデもよく知らんし、なんと、前後編の前編っていうのもその日に教えてもらったし、なんと3時間もある、どうなん?って言うのが第一印象。
西の悪い魔女エルファバ(ポンクエの西野さんではありません)か倒されたと、マンチキンに報告するグリンダ。
派手なパレードで楽しげな表情の裏に悲しみもみえる、そう、グリンダとエルファバはかって最愛の友達だったのだ。
もう、序盤のグリンダのなんともいえない表情にグッ、っときました。
過去に戻って、舞台は魔法大学シズ
ひょんなことから妹の世話にきたエルファバはその魔力の力から入学することに。
同室になったのは、魔力のかけらもないが、シズのおしゃれ番長、コミュ力モンスターのガリンタ(のちに自ら改名)。
正反対な2人は全く反りが合わない。
それもそのはず、2人は自分が欲してるものとその相手が持ち合わせていてそのことになんとも、やりきれない気持ちをもっているから憧憬とも嫉妬と言われない気持ちで歯がゆいのである。
こうやってみると、日本の少女マンガに近いんじゃないかなと感じます。
エースを狙えの岡さんとお蝶夫人や、
ガラスの仮面の北島マヤと姫川亜弓など
好対象の二人が反発し合いながらも惹かれ合っていく感じ。
それも、見事に数々の名曲中に見事に歌われてマッチしています。
特にお気に入りだったのは、とあるきっかけで2人が仲良くなって心を許せる存在になって、グリンダがエルファバにもっとおしゃれしようよ、歌いかけるポピュラー
アリアナ・グランデの"ぽぴゅ~~~ら~~"の歌い方が癖になります。
しかも、お金と時間をかけて丁寧に作られたセット、現場で歌われる名曲群、全く知らないしあなたでも引き込まれる方が、多いと思います。
また、ハリポタロスで久しぶりに魔法の世界を堪能したいあなたにももってこい!
2部制ということで気になるところで終わっておりますが、コレを大音響大スクリーンで見逃す手はずはありません。
政治的な批判などもチラホラ風刺されておりますが、単純に名曲と集団の一糸乱れぬ舞踏に酔いしれるのも良いかとおもいます。
これを見ると劇団四季版を観に行きたくなりますね。
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