こーたろ

唄う六人の女のこーたろのネタバレレビュー・内容・結末

唄う六人の女(2023年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

マウンテンボーイズ!!
山も似合ってしまうのか竹野内豊!!
山田孝之と森に迷い込むんだぜ。
ホラーかと思ったら超ノスタルジー。
とにかく山が美しく、6人の女が美しい。
竹中さんがめちゃくちゃ真理を語るのシブいぜ。
武田玲奈はさー、プリズンスクールからずっと最高だと思っている。

親父の死から息子が成長する話、鉄板で泣けちゃうんだよな。
エリザベスタウンとかブロウとかビッグフィッシュとか。
この話も、父が何をしていたかを理解した事で熱くなってしまった心の動きは理解できるが、
ラストの主人公のチョイスは間違いださは、カスミも言わなかったのは間違いだよなー。
まあ死ぬからいいんだけども。

結局山の頂上なる者達はトトロ的な位相世界の存在で、自然を象徴している。
簡潔に言えば緑を守ろう、な話。
そんな意味じゃ山に取り憑かれたとも見える。
あれば幻覚か?リアルか?
車を観てカスミは崩れたからたぶん幻覚なのかもしれない。
山田孝之もただ山で倒れて一体となってしまったが、真相はわからない。

結果的には山は守られたから願いは叶っているけどな。

とにかく山ガール達の和装、髪型、カラコンがめちゃくちゃ良かった。
あんな山に行きたいなと思うくらい良かった。
朝の食事作ってる湯気とか、
やたら美味しい虫料理とか。

しかしあの矢はなんなんだろうな
あれまじわからん。

なんらかの進化を意味するのかもしれないな。空から降る矢がささり次の進化へ。
実際に竹野内豊は不思議なあの場所を理解し始めた。

‪竹野内豊の世紀末の詩以来の切ないお話で、なんでこの作品を選んだかわかる気がする。‬
‪達観していた人が熱くなっていく振り幅、これが豊の真骨頂なわよ!‬

緑溢れて癒された映画
こーたろ

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