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#マンホールのmimimomのネタバレレビュー・内容・結末

#マンホール(2023年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

 中島裕翔くん推しなので観ただけです。細かい部分に改善の余地がある映画。冒頭から、主人公の行動発言に違和感。それが伏線になっていました。まず、あの様な状況になって携帯が使えるのなら、まずは110だと思うけど、「警察沙汰にしたくない」という主人公の考えに違和感。翌日結婚式を控えているからだろうか?とは思いました。社長令嬢と結婚できるくらいですから、人格者なはずですが、五年前にフった彼女に電話して、キレる場面は、「え、こういう人だったの?」とまた違和感。人間は極限状態になると、こうなるのか?と勝手に納得。また、落下した位置を特定するためにSNSのアカウントを作って情報を求めるとき、「女」と名乗ったのが違和感。このあたりから、だんだんと「実は性格悪い」と思うように。SNSの情報のみで同僚を犯人扱いする迂闊な考えは将来社長令嬢となって確固たる地位につくであろう人間のすることではないです。
 物語は、脱出する術としてSNSの利用が主に描かれていますが、視聴者をもう少しハラハラさせても良かったと思う。たとえば、携帯の充電がギリギリになるとか、身体を使った脱出を試みるとか。プレゼントされたライターで引火させ「波の泡」を吹き飛ばしたあとは、もう少し身体的にダメージがあるはずですが、それなりに綺麗なままで「どうせアイドルがやる映画」だと思わざるをえませんでした。また、石が転がって突如として現れた死体。日本の様な多湿な気候だと当然腐敗してかなり臭うはずですが、ガスの匂いはわかっても、死体の匂いは感じなかったのでしょうか?
 主人公は、真面目な青年を殺して彼の人生を乗っ取ったということがわかり、視聴者が一回騙されて終わるだろうと思っていたら、犯人に対する謝罪の言葉もウソで、殺そうとしたのでもう一回騙されました。こうなったら同情の余地がないです。逮捕される価値もないです。
 ラストは、ボウガンを持った少年がマンホールの蓋をしめますが、結婚式当日に姿を現さない新郎に新婦が連絡をとり、たしか、同僚がSNS見てたから、どうにか場所は特定できるはずで、救出されるのでしょうか? 蓋を閉めると、電波は通じるのでしょうか?確か、携帯の充電はまだあったはずです。今回見逃していた伏線があるかもしれないので、もう一回観たいと思います。2時間未満なので暇つぶしにちょうどいい作品です。
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