「こちらあみ子」の原作者が同じという理由で観た。
個人的にはあのような宗教を信仰する人たちを全く理解できない性格なので、両親がただただ気持ち悪かった。湿疹が出たら普通に小児科に行けばいいだけの話。
母親の兄が、ちひろの高校入学を機に、宗教漬けの両親と距離を置かせるためちひろを引き取ろうとした申し出に断りを入れたちひろ。両親の入信の理由を姉が「ちーちゃんが病気になったせい」と言ってしまったことがちひろの重圧だったのだろう。
物心つけば、どう考えてもオカシイ宗教と気づくであろうに、中学校になっても半信半疑なちひろ（完全に疑っていない）が恐ろしかった。そしてとてもイライラした。観ている側をイラつかせるのも俳優の実力。
他の俳優は、岡田将生の性格悪い役がハマっていた。あっぱれ。
悪役でなく、「性格悪い」って意味でお似合いであった。
また宗教幹部？の高良健吾や黒木華も怪しい雰囲気を出していて上手だった。ホントにそういう人だと思った。映画の主題より、俳優の演技力の方が印象に残っている。みなさんいい俳優だと思う。
