このレビューはネタバレを含みます
因果応報。
結婚式前夜、サプライズパーティの帰り、酩酊した川村(中島裕翔)は気がつけばマンホールの穴に落ちていた。足に怪我をし思うように動けず、携帯のgpsは誤作動を起こし、警察はまともに取り合ってもらえない……ワンシチュエーションスリラー。
こいつ実はクズだよなってのと、こいつもどうも裏がありそうだなっての序盤から言葉の端端に出てるから、物語の進みそうな方向は察していたけど、そのオチの落とし方が、結構……かなり強引に寄せてった感があるけど、これはこれで上手くまとまっていたと思う。
役の作り込み、中島さん上手いんじゃないかな、他の出演作観たことがないので比べようないしよく分からんけども、今作に関していえば川村ってキャラクターをうまいこと演じてたと思う。
クズはクズで揺るぎなくて良い。
末期の迎え方も容赦なくて良い。
「正義に乾杯」
そのお前も、言動と行動、かなりキモい部類だと思うけどさ……結果("マンホール女"(解釈違い)救出)だけ見れば別なんだろうけども。
でもあいつもこいつも"やったこと"それ事態は同じことだぜ？動機の違いがあるにせよ。
あの後の何かしらの音が入ってるだけでもラストの印象は違ったと思うけど、因果応報の話だしな……エンディングの好みの問題か。
