バズ・プーンピリヤ監督の映画は、「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」もそうですが、ロケーションをのぞいてあまりタイという文化の独自性を感じるところはなくどちらといいますとハリウッドスタイルです。
「バッド・ジーニアス」にはネタの新鮮さがあったのですが、この映画は死期を知った男が元カノに会いに行く話であったり、かなりベタな恋愛物語であったりと、新鮮さがまったくありませんので、そもそも持ち味の映画スタイルにあっていないようです。
こういう物語には情感が大切ですがあまり得意ではないのでしょう。テンポよく描ける題材を選ぶべきだと思います。
「ネタバレレビュー・ウォン・カーウァイ プロデュースの青春センチメンタル系なのだが…」
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