さよこ

ミセス・ハリス、パリへ行くのさよこのレビュー・感想・評価

4.1
【ナターシャが可愛いすぎるよーーー!】
衣装とか絶対可愛いと思って鑑賞。圧勝でした!✨

👗全体の感想
ピュア!かわいい!お洒落!泣ける!!!!

👗お洒落すぎる
50年代のクラシカルなロンドンの町並みやハリスの衣装。そしてディオールのファッションショーなど、スクリーンに映るもの全てが可愛くてお洒落。ドレスの解説付きパンフレットは即買いした。ハリスもナターシャも可愛過ぎる。好き!

👗好きなシーン
ハリスの日頃の行いがきっかけで、ハリスのもとにお金が集まるところは徳を積むってすごいなって思ったし、人の暖かさにジーンときた。優しさこそパワー💘

ドレスの解説付きパンフレットも最高でした💕

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⚠️この先、ネタバレあります⚠️
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👗自己肯定感
綺麗なドレス見て素直に『着たい!』て言えるのって、ちゃんと自己肯定感が定着してるからだよなぁとしみじみ思った。ワタシなんか…と思わない清々しさがある。自分のレビューではたびたび持ち出してる『オキシトシン』の話をここでもしておきたい。他者を思いやって何かを分け与えたり助けたりすることで、人間は脳から幸せホルモンであるオキシトシンが分泌され、自身の多幸感に繫がっているという研究結果がある。主人公ハリスは可愛いし、スタイルいいし、何でも着こなせちゃうと思うけど、この自己肯定感やピュアさ、しなやかなタフさはハリスが日々の行動でしっかりオキシトシンを出してるからであり、オキシトシン効果で自己肯定感も底上げされてるんだろうなって思った。優しさこそパワー(2回目💘)

👗ハリスと支配人
何でドレスが欲しいの?セレブたちと違って、家政婦のあなたはどこで着るのかしら?それとも飾るの??と言われるの、見ててしんどくてちょっと泣いちゃった。ピュアガールなハリスにそれ言う??て思って。そんなことはないと思うけど、ハリスは生まれて初めて人の悪意に触れたんじゃないかとさえ思った。ただ気に入った服を着たいだけなのに、こうやって身分や生活を品定めされ、不相応だと遠巻きに言われる。念願叶ってパリまで来たのに、お金だってあるのにこんな言われようは悲しすぎる。けどこれと近しい思いをしてる人は現代でもいると思う。だから『洋服買いに行きたいけど、服を買いに行くための服がない』ていう変な状況になったりする。分かる、分かるよ…ブランド側の気持ちもちょっとだけ分かるよ…🤦

👗ソバージュの支配人
支配人の言ってることも分かるよ。言葉足らずだから意地悪な人のように見えちゃうけど、彼女は彼女でアトリエのことを守りたかっただけだと思うんだ。オートクチュールやディオールのブランドイメージというかさ。たしかに上流階級の人たちに向けたブランド展開なら、マーケットを絞ることで希少価値付がつくもんね。メガネくんの案も経営を救う良いアイデアだと思う。けど、もしかしたら支配人が思っている方向性でビジネスを立て直す別の策もあったかもしれない。支配人も経営的な視点を持てたらきっと違った未来があったかもね。

👗その他、いろいろ
・エディがどんな旦那さんか凄く気になる。ハリスと同じく優しい人だといいな。
・友人が失礼すぎてびっくりする。
・紳士が急に失礼なこと言い出してびっくりした
・ナターシャ可愛かった〜!あの子だれ??めちゃ可愛かった〜!!!他にどの作品に出てるの〜!!
・メガネ外しイケメンだ!
・ファッションショーでも後ろでじっと見ててバレバレだよぉ。可愛いなおい。
・この時代のディオールで黒人モデルさん起用していたの??😳ちょっと驚き!
・駅の野宿でひどい目に遭うと思ってごめん🤦
・ハリスがどんどん逞しくなっていくw
・さすがにグリーンのドレスの末路は悲しすぎた。弁償してって責めたりしないのが不思議だったけど、一歩間違えば大惨事になってたかもしれない相手に言うにはタイミングが悪いよね…ハリスはどこまでも優しいな、、、
・結局メガネくんがディオールに入社したきっかけってなんだっけ??
・夜の会食も契約に入ってるってけっこうすごいぞ。しかもディオール側はナターシャだけじゃない??

巡り巡ってみんなからハッピーを分けてもらえる展開が最高すぎる💘

全体的に大満足でしたが、要所で都合よくストーリーが進んでいくところがうまくハマり切れずで若干スコア減らしてます🙏

(余談)
12月には東京都現代美術館でディオール展が始まるらしいので、ハリスを思い浮かべながらディオールのコレクションを鑑賞したいと思います☺️
さよこ

さよこ