No.3436

『アニメにすることより、彼らと対話することの方にこそ意義があることを露呈してしまった』

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ＮＨＫで放送していたのを録画。

視覚障碍者の世界を、高瀬裕介という映像作家がアニメにしたものと、その制作過程のドキュメント。

視覚障碍者が、会話している自分たちを俯瞰でイメージしている、というのは目からうろこだった。

ただし、アニメに関しては・・・うーん、特に何も感じない。

私も身体に障害があるから、取材対象となった視覚障碍者の方たちの戸惑いというか、微妙な気持ちがなんとなくわかる。

そもそも、アニメという表現として発表してるんだから、「見ている人に伝わるかどうか」という視点で考えてる時点で、もう傲慢。

そこは重要じゃないんですよ。表現者自身が納得できたかどうかが重要なんです。

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僕自身に置き換えて考えると、

健常者に「足が不自由な人の世界をアニメで表現したいんで取材させてください」って言われたら、

「はああ？？？？？？」って言っちゃうわｗｗ。

しかも、結局、ゴールボールの選手は代役だし（なんじゃそりゃって思ったｗｗ）、

高瀬監督自身が出演しちゃってるし、なんか違うなーって思った。

見えない世界をこんな風に伝えてもらうって中々ない事だと思うので、興味深い✨
日々当たり前のように見えている私には、ちょっと不思議で怖い気もするけど……

彼らには彼らの世界と感じ方があって、イメージがあると思うと面白い(｡･ω･｡)♡

【SSFF ＆ ASIA 2022 Shibuya Diversityプログラム】
非常に興味深く、目が見えない世界を体感させられる疑似体験作品。
自分に置き換えてみてもとてもじゃないけど怖い。