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ベルベット・ゴールドマインのmoonのレビュー・感想・評価

3.5
70年代ロンドンとグラムロックの栄枯盛衰

明らかにデヴィッドボウイを意識した派手なメイクと髪型、服装でバイセクシャルをさらっと公言して一世を風靡したアーティスト・ブライアンスレイト。

人生はスタイルだ、とか
音楽は仮面でイメージこそすべてだ、と全盛期のスレイトが言い放ってからの"世界を変えようとしたけど俺たちが変わってしまった"という台詞が切ない。
UFOでやってきてこの星に降り立った彼はもういないのか。

3人の栄枯盛衰よりも若い頃から彼らの歴史を全て見てきたアーサーが、暗い過去を遡って少しづつ受け入れていく過程に一番感情移入してしまった

時系列も登場人物の見た目もころころ変わるし名前も似たり寄ったりなので少々分かりにくい映画。グラムロック、デヴィッドボウイ、イギーポップ、その周辺の音楽の知識があればもっと楽しめたはず

(ずっとユアンマクレガーが主演だと思ってたけど、いざ見てみると主人公はクリスチャンベールとジョナサンリースマイヤーズでした。
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