真夜中

ベルベット・ゴールドマインの真夜中のネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

「24アワー・パーティー・ピープル」同様イギリスの音楽ムーブメントを一人の人物に焦点を当てて描いていますが、どちらかというとシーンそのものよりもその裏に隠された愛憎劇といった趣でグラムロックの成り立ちや席巻、衰退してゆく様というのがいまいち解りにくい。そもそもイギー・ポップがモデルとされるカート・ワイルドはグラムロックじゃない気が。地球に落ちてきたかのような男、時代を変えたカリスマが時を経てただのポップスターになってしまったというスレイドの辛辣な描写はそのままデヴィッド・ボウイに対するあてつけとも思え、彼がこの映画に協力しなかったのは納得。
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