名作だねぇ。
古典だから、さんざん後世の作品に引用されたり参考にされたりしてると思うんだけど、なるほどこれが元ね、という感覚。
ニューヨークを舞台に、ロミジュリを物語の下敷きにして、移民や貧困の問題を若者の叫びとして描いている。
もっと古くさい話かと思っていたけど、扱っている問題はとても現代的で、半世紀以上過ぎた今、スピルバーグによってリメイクされるのもよく分かる。
ビビットな色彩やニューヨークの街並みや、人種の違う隣人との抗争や、もちろん音楽やっていうのはスパイク・リーの『ドゥ・ザ・ライト・シング』を思い出した。
日本映画なら『パッチギ!』を思い出した。
女は男の飾りじゃない!という意識が少し感じられたのも良かった。