ブラックユーモアホフマン

軽蔑 60周年4Kレストア版のブラックユーモアホフマンのレビュー・感想・評価

軽蔑 60周年4Kレストア版(1963年製作の映画)
4.0
あんな建築、撮ったもん勝ち。

ずっとくだらない男女の喧嘩。
うるさいし、どうでもいい。
けど、悲しいラストと、
あの建築のおかげで、良い。

映画作りについての映画。
いかに映画制作者が、プライベートで抱えている問題と今抱えている仕事の問題を重ねてしまうか、というゴダールの言い訳みたいな映画に見えた。
グダグダ言わずに、始めた映画制作を最後まで完遂しようとするフリッツ・ラングが唯一カッコよくて尊敬できる。

【一番好きなシーン】
舞台を見ながらカメラが右へ左へ
オフの音楽は喋ると止まる