そう結局ピクサーもディズニーに

ウエスト・サイド物語のそう結局ピクサーもディズニーにのレビュー・感想・評価

ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)
3.8
2019年 468本目

再鑑賞。午前10時の映画祭に予定が合わず。レンタルで。久々に観ると若者たちの虚無感が辛い。

ただ、10年以上ぶりに観ましたが、オープニングで味わうこの映画の心躍る感覚は一際。
この先何が起こるんだ?何が待ち受けてるの?と気持ちが躍る。固唾を飲みながら魅せられる彼らのパフォーマンスには、もはや台詞など必要無い。

対立する二つの非行グループ。この抗争を軸に
愛を交え、無意味な若者の死を描く。
争いの引き金に愛は付きもの。時にそれは断ち切れない憎しみを生み、最悪の結末を迎えることも。

若者がこの世界を闇夜に沈めたのか。それとも世界、環境が若者に虚無感を与えたのか。
自らの行いに対して、赦しを乞うにはあまりにも道を踏み外し過ぎた。
人生を狂わせてしまうのは一瞬の計らいのミス。最後は救いが欲しかった。