これまでは、ヒエラルキー逆転で人間が他生物の下に置かれる設定作品を見ると言葉にならない恐怖感でザワザワしてたのに(進撃の巨人とか猿の惑星とか)、今回はまったくそうはならなかった。何と独創的でシュールな美しい世界観。この想像力をここまで芸術的にアウトプットできる才能って物凄いな…。色鉛筆のような優しい色合いと絵本のような柔らかい画が凄く良かった。ずっと流れてる静かなセレナーデのような音楽も。この画と音楽のおかげでシュールさやキモグロさが美しさへ、緩和どころか凌駕されてた。ドラーグ人が瞑想を大切にする設定は、対する人間の野蛮さ無教養さ凶暴さが対比として際立ってた。なんか色々と圧倒された…。