古本屋が店を畳む日。
最終日の一部分がオープニングで映されて、観客も一緒に閉店が決まった頃からを振り返る。
店主が人生を捧げていたお店。
こんな人たちが営むお店を閉じなければならないことに無念を感じる。
お店の存在をそもそも知らなかったしこの映画を見ただけなんやけど、ああ、こんな人たちを救うことのできる人になりたいな。スーパーヒーローみたいに、投資をしたりお店を受け継いだりして、店主と奥さんの良さも変わらず出し続けるお店にわたしがしてあげたかったな、、なんて思ってしまう。
きっと世の中にはたくさんこんな良いお店があって、コロナとか不況とか老齢とかで畳まれて、それを惜しむ人がいて、そんなストーリーが沢山あるんやろうな。
お金も根性もないくせにそれを阻止したいって気持ちばかりが膨らんで辛い。
みんなが幸せな世界にしたいななんて思いだけが募ってしまった。
最後の店主がメールを読むシーン。感極まってうるうるした。
いい意味の溜息をついてしまう。心福。