イギーポッポ

手のイギーポッポのレビュー・感想・評価

(2022年製作の映画)
3.1
ロマンポルノだもん、性描写をしっかり描く。しかしそれは無くても良いではなく、ガッツリ意味ある、というか、性を割りきってオヤジコレクションしてた女性が、同年代との恋愛を通して、本当の恋による幸せに満ちたセックスに変わっていく様を描くのだから、性描写が要のシーンになるお話。ロマンポルノだから描けるんじゃいっ!な発想の逆転的な作品。だから普通に映画としても点は低くない。
いや寧ろロマンポルノの括りがないと描けないなら、それは映画に対する我々のリテラシーに関わるんでは?等も考えてしまいましたわ。

おじさんに逃げてはいけないのは、主人公も、各おじさんもそうですよね。
自分に向き合うのは辛いけど、掴むのはその手で良いのかどうか、そろそろ吟味しような。人は嘘を付くけど、手は嘘をつかないので。寂しいのぅ。

美人なんだけどその辺にもいそう。そして少しだらしない体つき。リアリティというより生々しくて…福永朱梨、絶妙な配役ですやん!