イギーポッポ

アンチクライストのイギーポッポのレビュー・感想・評価

アンチクライスト(2009年製作の映画)
3.0
あの、なまいきシャルットがたどり着いた先、完成形はこんな感じです。
この監督の作品はいつも宗教を連想させるけと、今回は特に。というかズバリそのもの。で、男からしたらホラー映画と解釈してもええような気がしますわ。
生と性とエロスとタナトス。罪悪感の深淵に向き合うのは、元の生活に戻るためのプロセスとして本当に必要なのか。
森が恐怖そのものとして、そこに行けばジャアクナ何かにも出会う旅になるじゃんか!
それでも行くのはセラピストのエゴ?または欧米人の根底にある贖罪なの?
自然は得体が知れないからこそ敬うべきであり、容易に何かを克服しに訪れるものでもないのだろう。
あと、女性蔑視?いや、寧ろフェミニズム映画とも感じる部分あったかな。