“どっか行きたいね 遠いところ”
舞台は沖縄
15歳にして子を持ち、働かないDV夫の代わりに未成年ながらキャバクラで働くが…
キラキラしたリゾート地である沖縄の影に隠れている闇、若年の貧困、出産。
学もなく逃げ場のない少女を目の当たりにする、社会的な一本だった
決して華があるキャスティングではないのに目が離せなかった!
ケンローチ的で救いがないリアルを見せつけられ、最後はこちらにまで投げかけてくるよう。
DVされる妻(彼女)って
常にオドオドして震えるうさぎみたいなのを想像するけど、アオイのように強く立ち向かって、その態度に反感を買ってしまうタイプもあるんだよなぁ。
沖縄の女性らしさってさばさばして明るくて男気があって…というステレオタイプとやけにリンクして物語にどっぷり入り込んでいる自分がいた
最終章のタイトル”母へ”
母なる大地へとかえるのか、はたまた。
余韻の強い一本でした