ちこちゃん

窓辺にてのちこちゃんのレビュー・感想・評価

窓辺にて(2022年製作の映画)
4.0
人を理解することはできるのでしょうか。でも、出来ないかもしれないと思いながらも、人を信じたいという希望はある、ということが一つのこの映画の主題でしょうか。

また、人を理解できないというのは、自分の家族であったとしても、自分自身ですら、人を理解するのが難しいのだと思います。
また、人を好きになることは、自分の心にさざなみが起こることであり、時として傷つくこともあり、嫉妬することもあり、そんな感情から距離を置きたいという気持ちになることも理解できる気もします。

そして、自分の気持ちを正直に曝け出すことは、時として人を傷つけることもあるでしょう。そうやって傷つきながらも、人と繋がることは、そして人を信じることは、生きる希望になるのではないかと願うから、人は生きられるかもしれません。

今泉監督自身があちらこちらに投影されている映画のように感じました
なんであっても物を創作することは、自分を曝け出し、自分を削る作業だと思います
ですので、監督には多作を目指さず、作りたい作品を作って欲しいと願っています

そして、SNSでエゴサをしないでくださいね。SNSの意見ももちろん意見の一部ではありますが、その他のサイレントマジョリティが居ることを忘れないで欲しいと思います

書いているうちに、監督への手紙のようになってしまいました。

そういえば、フルーツパフェなんて10年以上食べていない気がします
今度食べてみます。できれば千疋屋のものを。

稲垣吾郎さん、素敵な役者さんになられました。次の作品も楽しみです
ちこちゃん

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