ko

ザ・メニューのkoのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・メニュー(2022年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

チーズバーガーが一番

絶叫クイーンが動じないクイーンになっていて非常に良かった。このビジュえっぐい好き。モデル様がおるやん状態なのに演技が出来杉。スクリーンに映るべくして映っているこの存在感スター性がやっぱり逸材。
娼婦で過去にショッキングな仕事もあったけど、今まで演じた役に見られるような傷とか脆さがほとんど見られなくて圧倒的に強かった。楯突いて賢く行動して唯一生き残る堂々たる主人公でホントすき。
断トツNo. 1美味しそうなチーズバーガー持ち帰り注文で帰宅するアニャテイラージョイ最高。ラスト燃えてる様みながら船の前方に座ってそれ食べるのがバチイケだったけど、さらにメニューで口拭くエンディングガチ痺れた。

ただの行為であった食事を芸術とした高級料理と、まともに味わわない罪な金持ちへの皮肉。
なんとなく映画館入って観るのに丁度よかった。
人肉とかではなくて、ひとつひとつの演出(裁き)があってその後の料理が効いてくるのがめっちゃ良かった。
「メニュー」へのこだわりだけで成立する話なのに、最後の料理スモアで適当にほぼ全員一掃すんのずるいっしょ。自分が客orスタッフだったら絶対ちゃんと殺し方考えてほしい。スモア描写はミッドサマーが浮かぶよね。
ブラウン大学費ローンじゃないからって殺された女かわいそう。重すぎずクスクス笑える台詞が散りばめられてた。女たちで一旦諦めてワイン飲むのとか好き。緊張感作りたいのか作りたくないのかよくわかんなかったけど、なんか変な映画で良かったな。
レイフファインズの圧と繊細さすげえ、、、あとニコラスホルトがめっちゃ上手いな、そういう男にしか見えなかった。
恐怖よりも哀愁漂う映画だった。
近いうち絶対にチーズバーガーを食べます。
ko

ko