まりぬ

カラオケ行こ!のまりぬのレビュー・感想・評価

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
4.4
原作、すんごい好きなので実写化と聞いた時はえっマジで…?となりましたがあの野木さん脚本と知ってもしかしたらもしかするかもしれんけど見る勇気ないなァと思っていたら同じく和山先生ファンの友人が誘ってくれたのでやっぱり見ちゃいました。

原作自体そんなに長い作品ではないのでオリジナル脚色も結構多いのですがギャグの風味が原作にもありそうなテンションなのがすごいし、
漫画を読んでいるだけでは気付かない「紅」という選曲の真意が分かるようになりました。

恥ずかしながら私はヤクザなのにそぐわぬテンションで歌うギャップが面白いからだとばかり思っていたんですが
あ、違ったんだ…って気付けました。
「紅」じゃないとダメだったんだと思いました。すごい。

オリキャラやモブだったキャラの使い方もとても良かった。
原作に出てこないキーアイテムもしっくりきすぎて実は原作にあったんじゃないかな?と思ってしまった。笑

聡実がめちゃくちゃ聡実すぎてやばかった。
漫画の実写化、特定の俳優を使いたいがために登場人物と年齢が離れたりするのが常でありまずそこで原作ファンは冷めると思うんですけど彼は撮影当時15歳だったということで実写化への本気度が窺える。
雰囲気がまんま聡実だった。
ちょいメランコリーなアンニュイボーイだった。
本当に新人なのかな?というくらい目の演技とか仕草が良かったです。
ヤクザたちに怯えてるところが小動物のようで可愛かった。
そして最後の紅、すごーく良かった…

見て良かったー。
そういえば加藤雅也の使い所がかなり贅沢なんだけどめっちゃ似てて笑った。あれはイケじじい。笑
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