ぶんちょ

カラオケ行こ!のぶんちょのネタバレレビュー・内容・結末

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

※原作未読です
メッッチャ良かった
私は腐女子なのでそういう意味でもニヤニヤしてしまった

トロフィー忘れた顧問の先生相手に「先生より僕の方がここ慣れてるんで一年生連れて先に帰って下さい」って言えるのすごい冷静で物怖じしない子だなとキャラの印象付けが上手い
そして急に階段で「カラオケ行こ」って話しかけてくる狂児怖すぎワロタ
さとみくんもカラオケの個室でいつでも帰れるように鞄と膝に置いて傘握りしめてて私でもそうするなってなった

さとみくん同級生にはクールなのにお母さん相手に恥ずかしくて持てないから傘買ってって駄々こねるの中学生ぽくて良い
謎の傘を買ってくるお父さんワロタ

狂児の事、聡実くん最初は怖がってたのに行った先のカラオケでヤクザに囲まれた時は狂児に縋り付いててヤバかった...
対比が...
あんなに怖がって離れてたのにね
この人は取り敢えず自分を守ってくれるだろうって思ってるのやばい
まあ他が怖すぎてこいつらよりマシってなったのもあるんだろうけど

映画部で「愛は与えるもんらしいで?」と言われた後に食卓で母親が父親に自分のシャケの皮を与えるところをみて合点がいくさとみくんワロタ
あそこのシャケめっちゃ寄ってていいカメラ使ってんのかな〜っともなった
好きなものを把握しててそれを自然と与えるのも愛よな
お母さんがシャケの皮嫌いでお父さんが食べてあげてる可能性もあるけどどっちにしても愛

所々の掛け合いで笑った
「副部長何してるん?」
「子守」
「偉いわ〜」
しみじみ...

「さとみくんはその、生理現象やで」
「それをいうなら成長期」
「えっ?生理ははずかしいもんちゃうで?」
「えっ?何の話してるん?」
「また2人で通じ合って!なんなんですか?!」
「いや、僕もつかめてへん」
「なんなんすか?!出来てんですか?!」

この辺のやり取り当事者からしたら揶揄われたら確かにイラつくと思うんだけど、もう出来てるだの出来てないだので不潔だの言えなくなった大人からみるともうそのやり取り自体が甘酸っぱくてからかいたくなっちゃうのもわかるんだよな〜〜〜

さとみくん「狂児はどこなんですか?!」って組長のカラオケパーティに乗り込んで行くのやばすぎる
勇気ありすぎだろ
そのくらい必死だったんだろうけど
その後紅歌ってここで紅がくるのか〜ってなってたら今までの狂児との思い出がさとみくん目線のカメラで映し出されててやばかった
さとみくん脳内やん...こんなん我々が見ていいんですか?

カラオケ大会ご連絡つかなかったからの
「幻だったんちゃう?」
からの狂児が突っ込んだ名刺が出てくる
「おったわ」

数年後腕に聡実くんの名前を彫られた狂児からの「カラオケ行こ」
腕にさとみくんの名前彫られたのはさとみくんと話してた「好きなものを嫌い嫌いって組長の前で言っとけばそれ彫ってもらえるんちゃう?」のことでいいんですよね??
そんなにお気に入りだったんか、大事だったんかさとみくんとの日々が.......

ただ紅の原曲が私はすっと出てこなかったので聴いてから行けば良かったかもなーと思った
上手さと下手さが若干ピンとくるまで時間がかかった
さとみくんが上手いのはわかったんだけども狂児の聴いてた時あれどんな曲だっけ?ってなった
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