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カラオケ行こ!のsnufのレビュー・感想・評価

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
3.9
この映画、人が人を好きになる映画だと思う。だからといって恋愛映画なんだとは思ってない。
ヤクザに無理矢理カラオケのレッスンに付き合わされる合唱部部長の中学3年生男子から狂児と聡実がかけがえのない関係に変化していく話だと思う。
全然違う人間同士でも相手を知れば人は人を好きになるんだという希望みたいなものを感じた。
綾野剛の歌がわざと下手に歌ってると感じさせない絶妙な感じがいい。聡実君へベタベタしてこないが、どんどん近づいてくる感じがなんだか可笑しい。そして聡実の冷たい返しを受ける感じが柔らかい。
だけどちゃんと痛みも受け止める感じがいい。
最初から最後まで気持ちのいい映画だった。
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