まいまいまいまいま

カラオケ行こ!のまいまいまいまいまのネタバレレビュー・内容・結末

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりにちゃんとネトフリ見れたかも!まあ赤子をあやしつつだったのだけれど。ありがとう字幕。

いや狂児がほんとに狂わせてくるオム・ファタール!そして聡実くんも負けず劣らずの魔性!という感じで、なのに後味が爽やかで素敵だった。
この演者さんたちの絵面で見ると、漫画よりも犯罪度高く感じるというか、際どさがある。だけどそれを一瞬に留めて、ラストを学校のシーンで締めているので、後味は青春のほろ苦さと甘さと懐かしさ、みたいなものに仕上がっている。バランスが絶妙。

でも狂児が死んだと思って紅を歌い、最後のソプラノを捧げるのってなんかほんと初めてを与える処女みがあって、えっちだな…と思ったし、聡実くんの肘を指摘する狂児の絡み方とか、家着いたらLINEせえよって言い方とか、リアル?生々しい?恋人のやり取りみたいで少しだけ湿度高めだったね。
腕の入れ墨の話はサラーっと見せるだけに留めたのも何か品が良かった。聡実くんの青春、少年性を魅せる方向にフォーカスして、綾野剛版狂児の反社感やアダルティな雰囲気を添えものくらいにしてるのがすごいよなあ。面白かった。