Shoko

とっととくたばれのShokoのレビュー・感想・評価

とっととくたばれ(2018年製作の映画)
3.5
〖とっととくたばれ〗(映画/ロシア/2018)



『恋人の父親を殺害しようと決意した若者と、そう簡単には殺されない筋金入りの悪徳刑事。そしてそんな父親への復讐心を胸に秘めた娘。それぞれの殺意がひとつのアパートメントで激突し、血しぶき舞い散るハードなバイオレンスバトルへとなだれ込んでいく』

なんかたまたま見つけたのかマイリストにいた。
ロシアのスラッシャーコメディ的なやつ。
U-NEXTの見どころに『“ロシアのタランティーノかパク・チャヌク”と称賛された気鋭監督が贈るコメディスリラー』と書いてある。ごめん、コメディスリラーだった。
(最後まで喋る)
話は恋人から実は父親にレイプされてたって告白されて父親を殺して欲しいって言われた彼氏が主人公で、彼女の実家にハンマー持っていくんだけど、父親が超屈強な警察官で、彼氏がハンマー持ってるのばれて咄嗟に友達のやつって言ったら「自分のハンマーも持ってないなんて」って言っててしびれた。自分のハンマーないのってもしかして恥?エーン私も持ってないよお。
そんでそっから殺し合いが始まるんだけどめーちゃ楽しい!家の中でドタドタやってショットガンぶっ放して壁も机も壊れた。テレビも壊れた。
スローモーションの使い方がかなりよくておしゃれなミュージックビデオみたいだった。
一旦彼氏が負けてお風呂に監禁されたときに手錠を簡単に外せるイメージビデオみたいなの挟まるのも面白いし、でも排水溝に舌つっこんでヘアピン取ろうとしたところはウワーとなって薄目で見た。結局鍵取れなかったけど手首の関節外したことで脱出できてまたバトルが始まって、今度こそ彼氏が死んだか?!と思ったけど心停止17分後に強い衝撃を受けたことで蘇生したの声出して笑った。途中ちょっと見逃したけどなんか父親の友達が父親に殺されて娘も来ててなんかよくわからんうちに彼氏以外全員死んだ。
100分以内でみんな死ぬことは死ぬけど、とにかく死なない!死んだかな〜と思ったら生きてるの多過ぎる。これはもうほんととっととくたばれとしか言いようがない。
あと人間が吹っ飛ぶ勢いがとにかくすごくて、毎回そこで笑っちゃってくやしい(大すき)お母さんが首吊って死のうとして慌てて助けようとしてロープ切ったらその勢いでタンスかなんかに頭ぶつけて死んだのも最悪ピタゴラスイッチみたいで良かった。
そしてエンディングがずーっとFuckって言ってるだけのかなりご機嫌ソングでめちゃくちゃ良かった。
みんなそこそこクズでどうしようもなくてそこそこ不死身で血はいっぱいでるけど楽しいカラッとした元気が出る映画です。主人公の男の人顔かわいかったし。

(73/おうち映画50)
Shoko

Shoko