いやー、なんというか良い意味で意地悪な映画でしたね。鑑賞中ずっと股間のあたりがギューっとなっておりました。地上600mって、どう考えても高すぎでしょ。
映画の冒頭で高所から落下するというのは、「クリフハンガー」がありますが、こちらは冒頭こそロッククライミングをしていますが、主な舞台となるのが(撤去間近の)TV塔という、とんでもない場所で。
しかも回想シーンなどが多少カットアップされますが、基本的にはこのTV塔でのワンシチュエーション。
なんというとんでもない。見事なアイデア一発勝負でここまでの作品を作ってしまうっていうところに脱帽です。
途中ちょっとしたドラマ(なんとなく想像はできましたが)や、あれっ、と思わせる展開もあり、サバイバルものとしても十分に楽しませてもらいました。
最後はちょっと納得できませんけどね。
低予算だと思いますが、キャストにまさかのジェフリー・ディーン・モーガンという、すっかり「ウォーキング・デッド」のニーガンがハマり役になってしまった感がありますが、ちょい役だけど良いお父さんを演じていましたね。
これはソフト化したらメイキングが見てみたいところです。