2023年59本目
シナリオの構造は面白いけど、冗長すぎる印象を受けた。おそらく前作の反省だろうけれど、シリアス/バイオレンスとコミカルが混在している状態がどちらにもうまく機能していないように感じた。結果、前作の最高の長所、カタルシスも今回はあまりなかった。凄まじい殺陣も、CGみが強くなりすぎ、『キャシャーン』のそれのようだった。闇で誰が誰かもわかりづらい部分も多く、カタルシス減にも繋がっている。
とは言え、主人公のキャラや役者は魅力的で、更なるクリフハンガーも気になる。日常パートが非常に魅力的で楽しかったので、この主人公で『ベイビーわるきゅーれ』的なゆるい物語も観てみたい。