さききち

トンソン荘事件の記録のさききちのネタバレレビュー・内容・結末

トンソン荘事件の記録(2020年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

2024年27本目

ファウンドフッテージもの。
冒頭で注釈・説明があるため、「で、これなんであるの?」や「なんでナレーションできてんの?誰視点?」問題はクリアになってる。

かなり『ほんとにあった!呪いのビデオ』リスペクトな展開。フォーマットはまんま。

中盤までに韓国映画よろしく多数怒涛の事実が明らかになる。これは本家を超えてワクワクした。…がここまでがピークだったかなぁ。

写り込みや手の出し方など、上手い部分も多々。ただ、ジャンプスケア系は無い方が個人的には好きだった。

あの霊の目的は明らかなようで実は明らかでなくて、結果事実は明確にならないままなのもこのジャンルらしい後味で良き。今後の検証・展開の余地が残されてるのもね。

ただ、終盤の血みどろ追いかけっこは少し長く退屈に感じたし、ファウンドフッテージなのにガチガチにキマった照明や明らかな劇映画用の映像が多数混じっていた点は、雰囲気ぶち壊しで微妙だった。

韓国映画の同ジャンルモノだと『コンジアム』の方が圧倒的に完成度が高いかな。
さききち

さききち