このレビューはネタバレを含みます
来た来たマッコールさん！！という感じの第3作目！
冒頭から死体の山を築き上げ、そこに佇むマッコールさんという最高にぶっ飛んだオープニングと早すぎて何をしたのか分からないほどの鮮やかな殺人スキルを見せる辺りがさすがすぎる。
と、同時にかなり血生臭い日々にイカれてるようにも見えるデンゼルワシントンの佇まいがお見事。
子供だからと油断してしまったマッコールさんは死にきれず、流れ流れてイタリアの小さな島にたどり着く。助けてくれたお医者さんを始め、町の人々と雰囲気に安らぎを覚えるマッコールさんだが、その町を狙うマフィアが…というお話。
冒頭からぶっ飛んだいた分なのか、負傷したマッコールさんが町に馴染む姿やマフィアのヒドイ所業を見せるパートが多く、なかなかの焦らしプレイである。
マフィアどもが悪事を働くたびにマッコールさんの鮮やかな制裁を楽しみながら、もはやニヤニヤしながら待っている自分がおり、チンピラ４人を片付ける様もお見事すぎる…
クライマックスの敵のアジトに乗り込んでの一人ひとりを始末していく様はもはやホラー映画の殺人鬼のようであり、マジで怒らせたらヤバい人なのだと思わせつつ、ラストには冒頭の暴れっぷりの意図やダコタファニング演じるコリンズに目をかけていた理由も分かったり、やっぱり良い人だよ！マッコールさん！って感じになるので大満足
身の回りのものを使っての大立ち回りやスローモーションな展開も欲しかったところだが、まあ良いでしょう。
街の皆さんも、マッコールさんがチンピラ殺してたことを知っても、最後に受け入れてくれてるのが良かった。
FINALと言わずに、あの街を拠点に旅行先で悪を挫くマッコールさんをもっと見たい！！
