社会的弱者を食い物にする街のダニどもを処刑する。祈れ、俺はお前たちを地獄に送りに来た。てめえらに今日を生きる資格はねえ‼︎みたいな、マッコールさんの街のダニの駆除シリーズイタリア篇。つまりいつものやつ。
イタリアまで来たマッコールさん。今まで始末してきた街のダニどもの返り血で精神も赤く染まり、この血塗られた俺もあいつら街のダニどもと変わらないのではないかと苦しむ。マッコールさんの苦しみがメインのダウナーな作品となるのかと思ったら、魚屋のおっさんをボコボコにするチンピラをロックオンしてテンションぶち上がり。ひゃっほうううう待っていたぜとマッコールさんのダニ退治へ向けて話が動き出す。
チンピラの正中神経ついてもう少し力を込めればお前は脱糞すると、経絡秘孔をつきだしてこんなの北斗神拳の伝承者やん。マッコールさんは現代に現れたケンシロウだと思っていたらケンシロウだった。街のダニどもを片っ端から処刑していきイタリアの街に平和が訪れるという21世紀救世主伝説だ。
現実世界で、自己責任だの弱い奴は淘汰されるのが自然の摂理みたいなクソみたいなことほざく奴がいっぱいいる中、社会的弱者救済のため街のダニどもを処刑するマッコールさんはより光を増していると思う。バックライトでマッコールさんの頭もピッカピカに光っていた。
