けい

不都合な記憶のけいのネタバレレビュー・内容・結末

不都合な記憶(2024年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

完璧でないから、恋愛も人生も楽しいのかもしれない。

『悪の教典』以来の “ サイコパス伊藤英明 ” 再び。彼女が女性と恋に落ちたことで別れ話になってしまい男の嫉妬が殺意に変わる瞬間の恐怖、新木優子演じるアンドロイドのマユミが集合するシーンはホラー過ぎてゾッとした。人間の赤い血に対してアンドロイドは白い泡が出てくる異質さもありつつも、データを転送するときはほっぺ同士をくっつけるという人間らしさを感じられるギャップがとても良かった。自分だけが好きな理想的な都合の良い記憶だけを持ったアンドロイドを求めていた主人公だが、たくさんの新木優子のアンドロイドに囲まれた生活も楽しそう、とか思ったり。宇宙に住めるほどのお金持ちになっても孤独はなかなか埋められない虚しさもあり。設定はかなり引き込まれるのにモヤモヤとして終わった感じ。

宇宙空間という特殊な条件化だからなのか不明だが、ブーメランのように飛ぶナイフの原理は最後までよくわからなかった(笑)
けい

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